守りたい電報のマナー


結婚式にお祝い電報を贈るときは届くタイミング、宛名、縁起の悪い言葉や重ね言葉を使わないように注意しましょう。一般的に電報は披露宴が午前中の場合は前日に式場に届く様に手配し、午後の場合は披露宴が始る2時間ほど前には届くように手配します。しかし生花を添えた電報の場合は通常の電報と取り扱いが異なることが多く、会場や披露宴会場にセットされることもあるので、必ず事前に式場に確認するようにしましょう。

宛名は連名でも新郎・新婦のどちらかだけでも良いです。一般的に両人と面識がある場合は連名、片方のみの場合はどちらかだけを選択する人が多いです。結婚式は両家の名前であげるので、既に入籍して名字が変わっている場合でも宛名は旧姓にするのが一般的です(入籍後、何年も経ってからの場合は新しい姓でも問題ありません)。

電報で使用する言葉についてはある程度の注意が必要です。結婚式の形も今はそれぞれで昔ほど礼儀に煩くなくなりましたが、披露宴には年配の方も出席しています。結婚式の祝電の場合は縁起の悪い言葉だけでなく再婚・再縁をイメージさせる重ね言葉もさけましょう。重ね言葉とは同じ音が繰り返される言葉、誤って使われることが多いのは「いろいろ」と「ますます」です。つい「色々な思い出が…」や「ますます幸せになる」など使ってしまうものです。

電報はいまは身近なものではなく、どこか電報は敷居の高いものとなりつつあります。だからこそあなたの嬉しい気持ちを生花に託した電報はとても喜んでもらえるでしょう。
フラワー電報取扱い業者では生花の贈り方に種類がありますので、それぞれのメリットを理解して誰もが満足できる電報選びをしましょう。そのためにはマナーを守ることもとても大切です。

生花電報は業者が多い


生花を使った電報には2つの種類があります。ひとつはNTTとKDDIの電報に生花をプラスしたもの、もうひとつは一般の花屋さん等の業者がメッセージと生花を届けるものです。一般の花屋さん等の業者の贈るものが「メッセージ」となるのは、電報の事業である電気通信役務がNTT東日本・西日本とKDDIにのみ許可されたものだからです。

NTTのフラワー電報(インターネット電報)は午前8時から正午までの申し込みなら当日中に、正午から午後5時までの申し込みならば翌日午前中に、午後5時から午後7時までの申し込みなら翌日午後に到着します。業者の場合はそれぞれ業者によって違いはありますが、多くは4~5日前までの申し込みが必要になります。

NTTのフラワー電報の価格は電報料金に花代と手数料の500円を足した価格で、3,000~30,000円となっています。花は花束、アレンジ、鉢植え、スタンドなどから選ぶことができます。業者のフラワー電報は花の種類が豊富なので価格にも大きな差があります。業者の場合はお届けエリアが限定されていることが多いのでよく確認が必要です。また価格にはメッセージ代や送料が入っている場合と入っていない場合があるので注意が必要です。思い出の花を贈りたいなど、花に思い入れのある場合は業者の方が便利です。

生花で華やかな電報に


電報では台紙だけで問題は全くありませんが、結婚を祝う気持ち・嬉しい気持ちをもっと表したいと思うと文章だけでは物足りないと感じる人が多くいます。嬉しさを表現する手段として、お祝いの場でもありますし、こういうときは花を利用する人が最も多いです。気持ちを伝える代表的な機会、プロポーズするときに花束を贈るには気持ちを何倍にも膨らませて相手に伝える効果があるからです。

電報に花を添える方法として生花の他に、押し花台紙や花の刺しゅうがされた台紙を利用したり、枯れなくて管理が便利なプリザーブドフラワーや造花を添える方法もあります。しかし生花と比べるとやはり少々見劣りしてしまうのが正直なところです。結婚式の控室には様々な電報が届くもので、生花の横に造花が並ぶとやはりニセモノ感がめだち、大事なのは気持ちと分かっていても感じ取れる祝意が薄れてしまうものです。生花には本物の美しさがあり、生花からは生きている力強さと自然のパワーを感じ取れます。生花を使った電報は“嬉しい”という気持ちを相手にダイレクトに届けてくれるでしょう。

家族や友人以外に贈るとき、例えばビジネスの関係にある相手に贈るときには可愛らしい押し花台紙や、目上の人には上品な刺しゅうの台紙が好まれます。「こんなに気遣いさせてしまって返って申し訳ない」など必要以上の演出は相手に気負いを与えてしまいます。送る相手によってはシンプルにまとめることで、あまり相手に気負われないようにという気遣いも大切です。

結婚式では電報が便利


電報とは電信を利用した文書(電書)の配達サービスであり、郵便よりも早く通報できる連絡手段の1つです。一般に電話が普及するまでは緊急連絡の手段に利用されていましたが、携帯電話や電子メール(Eメール)の利用が一般的な現在では緊急連絡等に利用されることは少なく、冠婚葬祭で祝電や弔電に電報が使われることが多いです。

お祝いの気持ちや弔意を示す手段として電報の他にEメールや手紙などがあります。しかしEメールではフランク・簡易的過ぎて気持ちが伝わらないという意見があります。更にEメールではプリントアウトする手間もあり、会場によっては嫌がられるケースもあります。また文章の書かれた紙1枚が届いても祝意や弔意が薄れ、その言葉や形式の意味が薄れてしまいます。電報では表紙が添えられきちんとした形式で整えられています。

一方で手紙では当日または前日に外部会場に届くように手配するのは難しい(配達事情により予定通りにいかない例が多い)という意見や体験談が多いです。結婚式は葬儀と違って1つの会場で複数の挙式・披露宴が執り行われることが多く、手紙では間違えて他の控室・会場に届くということも少なくありません。そのため今でも冠婚葬祭、特に結婚式では電報が使われる機会が多いです。

結婚式の電報には台紙に花やぬいぐるみを添えて贈る種類もあります。ぬいぐるみは送られる側の好みもあったりして余程仲のいい相手に限定されますが、花ならば失敗の少ない選択です。今回は花を添えた電報(フラワー電報)、その中でも生花を使ったフラワー電報について紹介します。